えそ魚醤研究会 食品系

「骨まで美味しく食べてほしい」開発者の思いが製品に!

<魚醤とは>
魚醤は、魚を塩漬けして発酵させた調味料で、大豆を原料とした醤油と違い、コクと甘みのある濃厚な味わいになるのが特徴です。 福岡県ではあまり馴染みがありませんが、世界的にはタイのナンプラーやベトナムのニョクマムが有名で、 国内では能登の「いしり」や秋田の「しょっつる」等が知られています。 最近では日田の「鮎魚醤」や下関の「うに魚醤」など地域性をアピールした商品もでてきました。(株)博水ホームページhttp://www.hakusui-tempura.com/より

博多魚醤 えそ醤 商品の写真
えそが氷の上に並べられている写真
練り物のてんぷらがざるに並べられている写真
研究会No.
12R88
研究年度
2012年から2013年
研究代表者
株式会社 博水
研究会メンバー
福岡県水産海洋技術センター
研究概要
鮮魚で仕入れたえそは、身の部分は蒲鉾材料として使用し、その他の部位(魚滓)は、利用価値が低い。しかし、栄養価が一番高い部位であり、その未利用資源から高付加価値の商品(えそ魚醤)を新たに生産することで、リサイクルの推進、ゴミ減量にとどまらず、新たな市場を開拓する。
研究成果
食材を一切無駄にしない精神から、かまぼこ製造時に発生する魚(えそ)のあらの有効利用について共同研究を行い、魚醤を製造する技術を確立しました。
商品化した「博多魚醤 えそ醤(びしお)」は、高級調味料として平成26年から販売されており、未利用食品の再生利用に貢献しています。
受賞歴
・平成30年度福岡県循環型社会形成推進功労者知事表彰 
・令和元年度循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰
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紹介映像