2012年度 研究会 採択テーマ
リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。
-
【継続】竹リグニン(竹繊維廃液)有効活用研究会
2012年04月01日- 研究代表者
- 三井金属商事株式会社 福岡支店
- 研究メンバー
- 三池製錬株式会社、福岡県森林林業技術センター
- 研究期間
- 2011年度~2012年度
- 概要
- 竹繊維採取時に発生する竹リグニン液を製団用バインダーとして有効活用することを目指す。
-
【継続】廃食用油からの有用脂肪酸分離研究会
2012年04月01日- 研究代表者
- 公立大学法人北九州市立大学
- 研究メンバー
- 玉石けん株式会社、九州・山口油脂事業協同組合、小倉合成工業株式会社
- 研究期間
- 2011年度~2012年度
- 概要
- 事廃食用油または油脂残渣物から分離した脂肪酸を、①石けん系泡消火剤、または②泡消火剤以外の新たな用途の原料として活用することを目指す。
-
【継続】RDF飛灰を混和したジオポリマーに関する研究会
2012年04月01日- 研究代表者
- 西松建設株式会社 九州支社
- 研究メンバー
- 日本興業株式会社、国立大学法人九州工業大学
- 研究期間
- 2011年度~2012年度
- 概要
- RDF飛灰を混和したジオポリマー製品を開発するためのデータ取得と、具体的な製品の提案を目指す。あわせて、RDF飛灰を混和しないジオポリマーを用いて、RDF飛灰を混和したジオポリマー製品の量産化の検討を行う。
-
【継続】有機性廃液のバイオガス化研究会
2012年04月01日- 研究代表者
- 株式会社サニックス
- 研究メンバー
- 公立学校法人北九州市立大学
- 研究期間
- 2011年度~2012年度
- 概要
- (活性汚泥処理している)有機性廃液を嫌気性処理することで、汚泥の排出量削減及びメタンガスの有効利用を図る。
-
【新規】超硬工具(タングステン)リサイクル研究会
2012年06月01日- 研究代表者
- 本田機工株式会社
- 研究メンバー
- 福岡県工業技術センター機械電子研究所
- 研究期間
- 2012年度~2013年度
- 概要
- 鉱山、土木での使用済ビットを回収し、ビット先端のタングステンを分離し、タングステンリサイクルビジネスの確立を図る。
-
【新規】えそ魚醤研究会
2012年06月01日- 研究代表者
- 株式会社博水
- 研究メンバー
- 福岡県水産海洋技術センター
- 研究期間
- 2012年度~2013年度
- 概要
- 蒲鉾の原料である「えそ」の未利用部位を原料とした魚醤を開発する。
-
【新規】未利用スラグの骨材用途拡大研究会
2012年06月01日- 研究代表者
- 株式会社麻生
- 研究メンバー
- 麻生商事株式会社、三池精錬株式会社、九州大学
- 研究期間
- 2012年度~2013年度
- 概要
- 電気炉酸化スラグ及び亜鉛精錬スラグを対象として、コンクリート骨材としてのリサイクル利用拡大を目指す。
-
【新規】はたき海苔有効利用研究会
2012年06月01日- 研究代表者
- 福岡有明海漁業協同組合連合会
- 研究メンバー
- 福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、株式会社大坪鉄工
- 研究期間
- 2012年度~2013年度
- 概要
- のり養殖終了時に摘採されるはたき海苔原藻を有効活用するシステムを構築する。
-
【新規】福祉連携をめざした紙おむつ等訪問回収研究会
2012年06月01日- 研究代表者
- 大木町
- 研究メンバー
- トータルケア・システム株式会社
- 研究期間
- 2012年度~2013年度
- 概要
- 紙おむつの分別回収を全国に先駆けて開始した大木町では、紙おむつ回収率が75%(平成24年3月時点)に達しているが、回収拠点まで持ち込めない高齢者等世帯の支援策として、訪問回収事業を実施し回収率を向上させる。また、紙おむつと合わせ、その他の資源ごみ等も訪問回収し、全体的なリサイクル推進を図る。さらに、訪問回収と福祉事業を連携し、高齢者へのやさしい施策の実現を目指す。
2012年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ
実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。
-
【継続】無電解ニッケルめっき廃液リサイクル
2012年04月01日- 研究代表者
- 大谷化学工業株式会社
- 研究メンバー
- 学校法人関西大学
- 研究期間
- 2011年度~2013年度
- 研究開発の概要
- 現在、無電解ニッケルめっき廃液のほとんどが焼却後、埋立処分されている。無電解ニッケルめっき廃液中には貴重な資源であるニッケル及びリンが含まれている。無電解ニッケルめっき廃液中のニッケル分を金属ニッケルまたは硫酸ニッケルとして、リン分を亜リン酸肥料原料として回収する方法を検討する。
-
【継続】ペットボトルキャップリサイクルの事業化
2012年04月01日- 研究代表者
- 株式会社プラテクノマテリアル
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州工業大学、飯塚市、八女市
- 研究期間
- 2011年度~2013年度
- 研究開発の概要
- ペットボトル用キャップは通常可燃ごみとして処理される。キャップの原料はポリプロピレン(PP)のバージン材であり、使用済みキャップを再利用することで、安価な再生PP資源の確保ができ、その潜在需要はきわめて大きい。
本プロジェクトの目的は、経済的に成立するキャップリサイクルの仕組みを構築することである。まず、自治体の協力を得て回収率8割のボトル本体との同時回収などにより効率的な回収の仕組みを確立する。さらに自動色選別装置を開発することで再生PPとしての高付加価値化を目指す。
-
【継続】醤油粕からの天然ヒト型セラミド生産の実証研究プロジェクト
2012年04月01日- 研究代表者
- 福岡県醤油醸造協同組合
- 研究メンバー
- 株式会社ジェヌインR&D、福岡県農業総合試験場
- 研究期間
- 2011年度~2013年度
- 研究開発の概要
- 醤油粕はその醸造工程より大量に排出されているが、地域限局的な飼料としての活用が主であり、全国的にはその処分が課題となっている。
醤油粕からアルコール抽出法を用いて天然ヒト型セラミドを素材化し、抽出後の醤油粕は家畜用飼料として活用する方法を検討することを目的とする。
-
【新規】PSI 製紙スラッジリサイクル
2012年04月01日- 研究代表者
- コトブキ製紙株式会社
- 研究メンバー
- 株式会社大石物産、国立大学法人九州大学
- 研究期間
- 2012年度~2014年度
- 研究開発の概要
- 製紙工場での排水処理には従来アルミ系凝集剤が使用されており、有効なリサイクル方法が確立されていないため、ほとんどが焼却処理されている。本研究会では、アルミを含まないポリシリカ鉄系凝集剤(PSI)を使った製紙スラッジを焼却せずに培土として活用することを目的とする。なお、アルミは植物の生育阻害要因(一部の植物を除く)とされており、従来の製紙スラッジは培土にはできなかった。