2002年度 研究会 採択テーマ
リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。
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【新規】消火剤のリサイクル研究会 (消火薬剤有効利用研究会)
2002年06月01日- 研究代表者
- 三和防災工業株式会社
- 研究メンバー
- 株式会社サンライフ、学校法人福岡大学
- 研究期間
- 2002年度~2003年度
- 概要
- これまで埋め立てられていた期限切れ消火剤について、リサイクルへの対応が迫られていることから有効利用方法を開発し事業化を行う。
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【新規】タンニン等を接着剤に用いた竹による集成材製造に関する研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 公立大学法人北九州市立大学
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学、株式会社ジェイペック 他
- 研究期間
- 2002年度~2003年度
- 概要
- タンニン等の天然系接着剤を用いた竹集成材を製造する技術を開発する。併せて、建築用構造材利用等の製品の高付加価値化を図る。
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【新規】消火剤のリサイクル研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 三和防災工業(株)
- 研究期間
- 2002年度~2003年度
- 概要
- これまで埋め立てられていた期限切れ消火剤について、リサイクルへの対応が迫られていることから有効利用方法を開発し事業化を行う。
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【新規】有機資源地域循環システム研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 粕屋農業協同組合
- 研究メンバー
- 福岡地域システム研究所、学校法人福岡工業大学、福岡農林事務所、北筑前農業改良普及センター
- 研究期間
- 2002年度~2004年度
- 概要
- 食品リサイクル法の施行に伴い、食品廃棄物の再資源化と有効利用が求められていることから、粕屋地区をモデルとした有機資源の循環システムを構築する。
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【新規】ロックウールリサイクル材の有効利用研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 株式会社新日化環境エンジニアリング
- 研究メンバー
- 学校法人近畿大学、新日鐵化学株式会社総合研究所、株式会社テツゲン、太平工業株式会社、株式会社響エコサイト、新日鐵高炉セメント株式会社、泊技術士事務所、学校法人九州国際大学
- 研究期間
- 2002年度~2004年度
- 概要
- 建設廃材等に含まれるロックウールのリサイクル用途として、鉄含有水の処理剤としての利用法を検討するとともに、回収酸化鉄の新たな用途開発を行う。
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【新規】木質バイオマスエネルギー利用研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 西日本環境エネルギー株式会社
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学、浮羽町、浮羽森林組合、浮羽町製材所組合
- 研究期間
- 2002年度~2003年度
- 概要
- 九州大学新キャンパス(平成17年度以降)で、建設廃材等を原料とする木質ガスを化石燃料代替エネルギーとすることについて、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と共同で事業実現性調査を行う。
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【継続】集成材製造技術を活用した建設廃木材リサイクル研究会
2002年04月01日- 研究代表者
- マルカ木材株式会社
- 研究メンバー
- 公立大学法人北九州市立大学
- 研究期間
- 2001年度~2003年度
- 概要
- 建設工事等で発生する木材を原料とする集成材の製造技術開発を行う。併せて、建築用構造材利用等の製品の高付加価値化を図る。
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【新規】廃FRP漁船高度利用技術の開発研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 西日本環境エネルギー株式会社
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学、公立大学法人北九州市立大学、株式会社タイセイ総合研究所、(財)九州環境管理協会、(独)水産総合研究センター、水産工学研究所、大分県産業技術センター、福岡県保健環境研究所、福岡県水産海洋技術センター
- 研究期間
- 2002年度~2006年度
- 概要
- 廃FRP漁船の処理技術を確立するため、廃FRP漁船を原型のまま焼成炭化して、魚礁材、水質浄化材として優れた特性を有するリサイクル高機能資材に変換する技術を開発する。
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【新規】廃FRPのケミカルリサイクル研究会
2002年06月01日- 研究代表者
- 株式会社京屋
- 研究メンバー
- 福岡県工業技術センター、公立大学法人北九州市立大学、福岡県プラスチック工業会
- 研究期間
- 2002年度~2003年度
- 概要
- FRP廃棄物をグリコール分解して不飽和ポリエステル樹脂に再合成する技術及び、再合成した不飽和ポリエステル樹脂を再びFRP製品として再成形する技術を確立するための研究及び調査を行う。
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【継続】建設発生土の有効利用研究会
2002年04月01日- 研究代表者
- 学校法人九州国際大学
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学、国立大学法人九州工業大学、北九州市、北九州市自然史博物館、九州経済局、株式会社スピナ、黒崎播磨株式会社、株式会社前田建設
- 概要
- 建設発生土に剪定枝堆肥、建設汚泥のリサイクル骨材等を配合して植裁用の改良土壌を調製する。この土壌を利用して、埋め立て地等の緑化を実施する。
- 研究期間
- 2001年度~2002年度
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【継続】紙おむつのリサイクルに伴う社会システムのあり方
2002年04月01日- 研究代表者
- 学校法人福岡大学
- 研究メンバー
- ケア・ルートサービス株式会社、 株式会社サンコーテクノ、福岡大学付属病院、社会福祉法人清風会洸寿園、宗像市、 ユニチャーム株式会社
- 研究期間
- 2001年度~2002年度
- 概要
- 使用済み紙おむつからパルプを回収するシステムにおいて、収集運搬、安全性確保などの社会システム分野の検討を行う。
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あん粕を利用した高機能しめじの開発
2003年03月01日- 概要
- あん粕をしめじの培地として利用する可能性を実証するとともに、あん粕中の糖成分や抗酸化成分等が移行した、高付加価値のしめじ類の研究開発を行う。
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【継続】堆肥の品質指標研究会
2002年04月01日- 研究代表者
- 株式会社電発環境緑化センター
- 研究メンバー
- 九州大学大学院農学研究院 、福岡県農業総合試験場 畜産研究所、福岡県農業技術課、福岡県久留米地域農業普及センター、JA全農ふくおか、株式会社クリーンエコバイオ、株式会社井上政商店、前澤工業株式会社
- 研究期間
- 2001年度~2002年度
- 概要
- 堆肥の腐熟度判定法並びに表示制度に関する調査研究を行い、堆肥流通の環境整備を図る。
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【継続】焼却残渣の循環資源化システム
2002年04月01日- 研究代表者
- 国立大学法人九州大学
- 研究メンバー
- 麻生セメント(株)
- 研究期間
- 2001年度~2003年度
- 概要
- 既埋立処分灰等のセメント原料化技術を確立し、処分場の延命化及び新設が不可能な自治体への導入を図る。
2002年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ
実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。
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【継続】焼却灰の土木資源化に関する研究開発
2002年04月01日- 研究代表者
- 三井鉱山(株)
- 研究メンバー
- (株)電源開発、九州大学
- 研究期間
- 2001年度~2002年度
- 研究開発の概要
- 大牟田PDF(ごみ固形化燃料)発電所から発生する焼却灰に石炭灰、排煙脱硫スラッジと適量のセメント及び水を添加・混合した自硬性を有する湿潤の粉体を、土木資材(道路の地盤材料等)として開発する。
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【継続】天然有機系廃棄物を資源とした再生発泡材装置の研究開発
2002年04月01日- 研究代表者
- (株)パンテクノ
- 研究メンバー
- 福岡大学(中野教授)、(株)ティエスピー
- 研究期間
- 2001年度~2002年度
- 研究開発の概要
- 木材などの有機系廃棄物を活用した発泡スチロール代替品製造に必要な特殊粉砕機及び発泡押出機を開発し、量産技術の確立を目指す。
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【継続】生ゴミ等有機系廃棄物のバイオガス及び液肥利用システム研究開発
2002年04月01日- 研究代表者
- 大木町
- 研究メンバー
- 長崎大学環境科学部中村研究室、佐賀大学農学部田中研究室、福岡教育大学秋永研究室
- 研究期間
- 2001年度~2003年度
- 研究開発の概要
- 発酵により発生したメタンガスをエネルギーとして回収するとともに、消化液(発酵残液)を液肥として地域の農地に還元する循環システムを構築する。
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【新規】焼酎かすの高度リサイクル技術の開発
2002年04月01日- 研究代表者
- 株式会社九州メディカル
- 研究メンバー
- 西吉田酒造株式会社、キューサイ株式会社、理研農産化工株式会社、九州大学、水産大学校、生物食品研究所
- 研究期間
- 2002年度~2004年度
- 研究開発の概要
- 焼酎かすを利用して、魚類用飼料・ウイルス性殺虫剤・土壌殺菌剤・害虫駆除剤を製造する技術を開発する。
また、併せて焼酎かすを効率的に回収するシステムを構築する。
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【新規】明太子製造に伴う廃棄物魚卵外皮の有効利用に関する研究開発
2002年04月01日- 研究代表者
- 株式会社ふくや
- 研究メンバー
- 株式会社バイオレッツ、福岡女子大学
- 研究期間
- 2002年度
- 研究開発の概要
- 辛子明太子製造時に発生する魚卵外皮を酵素で分解してアミノ酸などの有用な物質を抽出し、栄養補助食品などの機能性食品や化粧品等の原材料として有効利用する技術を開発する。
また、辛子明太子製造業者からの魚卵外皮回収システムについても検討する。
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【新規】都市ゴミ焼却灰を活用したエコレンガ製造技術の開発
2002年04月01日- 研究代表者
- 株式会社荒木窯業
- 研究メンバー
- 県保健環境研究所、県工業技術センター、久留米市、大川市
- 研究期間
- 2002年度~2004年度
- 研究開発の概要
- 都市ゴミ焼却灰等を原料とするレンガの製造技術の開発を行う。開発にあたっては、製品の高付加価値化を図る。
また、公共事業での利用促進を通じてリサイクルモデルを構築する。