採択結果

2017年度 研究会 採択テーマ

リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。

  • 【継続】浄水汚泥を利用した農業用高機能資材の開発に関する研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    国立大学法人九州大学
    研究メンバー
    株式会社大石物産
    研究期間
    2016年度~2017年度度
    概要
    浄水汚泥をベースとして、有用微生物を定着させた農業用高機能資材を開発する。
  • 【継続】きのこ廃菌床の乾燥システム開発研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    株式会社エム・アイ・エス
    研究メンバー
    福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    きのこ廃菌床の高度利用技術、特に、廃菌床と竹を燃料とした廃菌床乾燥技術を確立する。
  • 【継続】生ごみ資源化100研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    NPO法人循環生活研究所
    研究メンバー
    国立大学法人九州大学
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    生ごみの100%資源化を目指して、半径2kmにおける資源循環のモデル事業を行い、県内への展開を目指す。
  • 【継続】廃棄物を活用した高性能製鋼副資材の開発研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    リックス株式会社
    研究メンバー
    福岡県工業技術センター化学繊維研究所
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    製鉄所の製鋼工程において使用される製鋼副資材について、廃棄物由来の原料を活用した高性能製鋼副資材を開発する。
  • 【継続】微粉炭汚泥をフッ素溶出防止材として利用した廃石膏由来地盤改良用固化材の開発研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    有限会社大牟田エコクリーン
    研究メンバー
    メタウォーター株式会社、公益財団法人大牟田市地域活性化センター
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    地域内浄水場で発生する微粉炭汚泥を、火山灰成分に替わるフッ素溶出防止材として活用し、輸送コスト削減等による競争力のある地盤改良用固化材の開発を行う。
  • 【継続】学校給食との連携による廃食用油由来泡消火剤の事業化と環境教育プログラム構築に関する研究会

    2017年04月01日
    研究代表者
    公立大学法人北九州市立大学
    研究メンバー
    シャボン玉石けん株式会社、九州・山口油脂事業共同組合、小倉合成工業株式会社
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    産学官連携による“環境教育”プログラムを導入して学校給食との連携体制を構築し、石けん系泡消火剤の原料となるナタネ廃食用油の安定的確保を目指すとともに、事業規模での品質の安定化を図る。
  • 【新規】架橋型発泡ポリエチレン(PE)のマテリアルリサイクル技術開発研究会

    2017年10月12日
    研究代表者
    ヒロホー株式会社
    研究メンバー
    学校法人福岡大学、福岡県工業技術センター化学繊維研究所
    研究期間
    2017年度~2018年度
    概要
    自動車部品の輸送用容器に使用している緩衝材の1つである架橋型発泡PEは熱可塑性ではないため再生溶融しにくくリサイクルは困難である。そこで、再生が難しい加工ロス材「架橋型高発泡PE」を押出成型品化するリサイクル技術を開発し、輸送用容器の硬質の緩衝材を製造し自社にて活用する。
  • 【新規】原鶴温泉地区におけるメタン化食品リサイクルループ研究会

    2017年10月12日
    研究代表者
    シンコー株式会社
    研究メンバー
    原鶴温泉旅館協同組合
    研究期間
    2017年度~2018年度
    概要
    民間事業者が事業主体となって、原鶴温泉地区において温泉旅館、コンビニ、飲食店等で発生する一廃の食品廃棄物2t/日程度をメタン発酵し、バイオガスを発電や熱供給に利用する。また、消化液を液肥として利用し、液肥で栽培した農作物を温泉旅館、飲食店等で利用するなど食品リサイクルループを構築する。
  • 【新規】廃プラスチックの高度利用による、製鋼反応研究会

    2017年10月12日
    研究代表者
    株式会社アステック入江
    研究メンバー
    東京製鐵株式会社、九州メタル産業株式会社、学校法人西日本工業学園西日本工業大学、公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2017年度~2018年度
    概要
    プラスチック系廃棄物を活用し、製鐵所から発生する金属資源のリサイクルを行い、廃プラと金属の同時有効利用技術を確立する。
  • 【新規】紙おむつ再生ポリマーの活用による吸水シート開発研究会

    2017年10月12日
    研究代表者
    エスエス産業株式会社
    研究メンバー
    トータルケア・システム株式会社、公立学校法人福岡女子大学
    研究期間
    2017年度~2018年度
    概要
    用済み紙おむつから回収し、再生された廃SAPを活用したマテリアルリサイクルにより、安価で使いやすい吸水シートの開発を目指す。

2017年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ

実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。

  • 【継続】使用済みサーメットチップリサイクル

    2017年04月01日
    研究代表者
    株式会社丸和技研
    研究メンバー
    株式会社レアメタルソリューション、国立大学法人九州工業大学、福岡県工業技術センター機械電子研究所
    研究期間
    2016年度~2017年度
    研究開発の概要
    切削工具のうちWC(炭化タングステン)を主成分とする超硬チップは、タングステンが賦存量が少なく希少価値が高いことから、回収やリサイクル技術の開発が進んでいるが、TiC(炭化チタン)を主成分とするサーメットチップはWCに比べて価値が低いため、産業廃棄物として処理されているのが現状である。
    このプロジェクトでは、耐摩耗性に優れた硬質粒子分散材料の開発による使用済みサーメットチップリサイクルの事業化を目的とする。
    これにより、切削工具のリサイクルを促進し、廃棄物の削減、資源の有効活用が期待される。
  • 【継続】新ごみ処理施設の排熱を利用した有明海はたき海苔資源化

    2017年04月01日
    研究代表者
    福岡有明海漁業協同組合連合会
    研究メンバー
    福岡大学、柳川市、みやま市、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、有明生活環境施設組合
    研究期間
    2015年度~2017年度
    研究開発の概要
    有明海の海苔養殖業は地域の重要な産業となっているが、漁期終了時に低品質で商品価値のない「はたき海苔」が毎年大量に発生することから、H24~25の研究会において肥料としての有効利用方法の検討を行った結果、乾燥・水分調整に多額のコストがかかることが課題として明らかになった。
    このプロジェクトでは、現在、柳川市・みやま市において整備計画されている新ごみ処理施設の未利用エネルギーである排熱をはたき海苔の乾燥処理に利用するための検討・設計を行い、さらに、乾燥処理物の用途開発を行うことを目的とする。
  • 【新規】絶縁油再生処理事業化共同研究プロジェクト

    2017年04月01日
    研究代表者
    株式会社キューヘン
    研究メンバー
    国立大学法人九州工業大学
    研究期間
    2017年度~2019年度
    研究開発の概要
     柱上変圧器の修理時に発生する使用済絶縁油は現状では全量が新油に変換されているが、再生処理により再度絶縁油として利用するための低負荷・低コストなシステムを確立する。
  • 【新規】フードバンクを活用した食品ロス削減共同研究プロジェクト

    2017年04月01日
    研究代表者
    NPO法人フードバンク北九州ライフアゲイン
    研究メンバー
    フードバンク福岡、エフコープ生活協同組合
    研究期間
    2017年度~2019年度
    研究開発の概要
    食品関連企業から大量に発生している食品ロスを引取り、生活困窮者や福祉施設などに無償で提供するフードバンク団体は、近年、福岡県内においても相次いで設立されているが、いずれも組織の基盤が弱く、食品の保管や配送の体制が整っていないため、食品の受入も限定せざるを得ない状況にある。
     本プロジェクトでは、フードバンクの基盤強化を図るとともに、本県で発生している食品ロスを県内全域で安定的・継続的に活用するための社会システムの実用化を図る。