超硬合金を使用したシールドマシン用ビットのリユースに関する研究開発 掘削工具
シールドマシン用ビットのリユースシステムを構築
本システムの特徴は、使用済みビットをそのまま利用するため、環境にやさしく廃棄物削減効果が高いことです。福岡発ビット循環モデルとして、再利用だけでなく、損傷などにより再利用できないビットからのレアメタルリサイクルを目指します。



- 共同研究プロジェクトNo.
- 09P22
10P23 - 研究年度
- 2009年から2011年
- 研究代表者
- 株式会社丸和技研
- 研究会メンバー
- 大成建設株式会社、有明工業高等専門学校
- 研究概要
- トンネル工事等で用いられる掘削機械はシールドマシンと呼ばれ、それぞれの工事に合わせて製造されるため、工事完了後は解体され、そのほとんどが鉄くずとして売却される。シールドマシンには、刃先に超硬合金を使用したカッタービット(以下”ビット”と呼ぶ)と呼ばれる部品が数多く使われている。そこで、ビットを再利用するシステムを確立する。
- 研究成果
- シールドマシンに使用されたビットを外観検査で確認後、超硬合金と台座の接合面を非破壊検査で診断し、再利用先の工事で発生する応力に対し、ビットの強度が十分かを数値解析と非破壊検査のデータを基に判断しました。その結果「適」となった使用済みビット「リユースビット」を新たな工事に再利用するシステムを構築しました。
- 受賞歴
- ・平成26年度資源循環技術・システム表彰 レアメタルリサイクル賞
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