資源循環型社会の構築に向け、新たなリサイクルシステムを社会に定着させるためには、技術開発と併せて、新たな社会システムづくり(回収体制や販路開拓など)に向けた様々な課題を、同時に検討していく必要があります。
福岡県リサイクル総合研究事業化センターは、これらの課題解決に総合的に取り組む政策推進型の研究機関として、産学官民による共同研究を円滑に推進するとともに、その研究成果の事業化を推進するためのコーディネート活動を行っています。
センターの活動紹介
資源循環ビジネスを育成するため、共同研究の相談から事業化、事業拡大まで、それぞれの段階に応じたメニューで支援します。
資源循環ビジネスは、リサイクルだけでなく廃棄物の削減(リデュース)製品の再利用(リユース)も含めた3R全般を対象としています。

共同研究支援事業
- サポート例
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- 市場(ニーズ)調査や商品企画のポイント、原料調達や製品等の売込み先やアプローチ方法等についてアドバイスします。
- 研究に必要な技術を有する研究者や企業を紹介し、関係者との協議にも参加します。
また、共同研究の実施等に伴い、実証プラントの設置が必要となった場合には、北九州エコタウン内の実証試験地を利用することが出来ます。
実践支援事業
研究成果の事業化や販路拡大・地域展開を支援します。
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研究成果発表会
前年度に終了した研究会、共同研究プロジェクトについて、研究メンバーが研究成果を発表します。
発表者、来場者共に、技術開発、製品の販売先や原料の調達先など共同研究や
連携機関の候補を探すのにお役立てください。
また、最新の研究動向や取組み事例等に関する、基調講演も併せて行っています。 -
展示会出展
リ総研の研究会、共同研究プロジェクトの研究成果である製品等を、各種展示会に出展します。
リ総研の研究会、共同研究プロジェクトの研究メンバーは、共同研究終了後も、リ総研との共同出展が可能です。
販路拡大のツールとしてご活用いただけます。 -
人材育成・情報提供事業
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循環型社会構築に向けた企業等の人材育成や、事業化に必要な情報提供のため、
毎年テーマを定めたセミナーを開催しています。
また、研究成果などの各種環境・リサイクル情報をインターネット等を通じて発信します。
ふくおか3Rメンバーズ
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会員間のネットワークを拡大・強化し、異業種間交流の促進により、互いに連携して資源の消費抑制と循環利用に取り組み、循環型社会の形成に資することを目的に令和2年1月に設立されました。
3RやSDGsに係る国や企業等の最新情報の提供や、会員同士の交流会の開催等を通じて、3Rに係る新規事業の創出、共同研究やビジネスパートナー探しを支援します。
政策的取組
福岡県と共同で県の重点施策に取り組んでいます。