ロックウール材の有効利用研究開発 ガラスくず類

ロックウール廃材及び端材をリサイクルして、汚染土壌の不溶化処理や鉱山等の排水処理に使用できる「重金属吸着材」を開発

<ロックウールとは>
製鉄所の高炉スラグを高温で溶かして出来る繊維のことで、アスベスト代替資材として使用されています。

 

製品(重金属吸着材)
開発した製品の施行例
研究会No.
02R23
共同研究プロジェクトNo.
06P15
研究年度
2006年から2007年
研究代表者
日鉄環境エンジニアリング株式会社
研究会メンバー
株式会社響エコサイト、九州大学大学院工学研究院(古山助教)
研究概要
ロックウールは、建築材料、断熱材、天井板など様々なものに使用されており、多量の加工端材や廃材が排出され、処分されている。そこで、ロックウール端材・廃材を重金属排水処理剤として加工、販売することを目的として、リサイクル製品製造技術を研究開発する。
研究成果
ロックウール廃材及び端材をリサイクルして、汚染土壌の不溶化処理や鉱山等の排水処理に使用できる「重金属吸着材」を開発しました。
ロックウールは、建築材料、断熱・保温材、農業用資材などに使用され、それらの廃材や端材が西日本地域で、年間約4万トン程度排出されます。そのほとんどが埋立処分されていますが、非常にかさばるため、埋立処分場から搬入を敬遠されるなど、処理に多額の費用がかかります。
ロックウールリサイクル材と添加剤との混合技術の開発により、様々な重金属類に対する吸着材の生産が可能となりました。ロックウー
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