食用油トリプル利用研究開発 食品系

廃食用油を下水処理場から火力発電へと循環利用されます
資源・エネルギー循環のプロセス

※油温減圧式汚泥乾燥施設
油温減圧式汚泥乾燥施設とは、下水処理により発生する汚泥を減容化するための施設で、汚泥と廃食用油を混合し熱することにより、汚泥中の水分を蒸発させて除去します。原理は調理の天ぷら・唐揚げと同様です。

研究会No.
06R54
共同研究プロジェクトNo.
07P18
研究年度
2007年から2009年
研究代表者
電源開発株式会社
研究会メンバー
理研農産化工株式会社、財団法人福岡県下水道公社御笠川浄化センター、春日市日の出町自治会
研究概要
下水処理の伴う汚泥処理に、家庭から排出される廃食用油と食用油製造メーカーから排出される廃棄物を利用して、下水汚泥からバイオマス燃料を製造する。
研究成果
春日市日の出町自治会が回収した家庭の廃食用油が、下水処理場(御笠川浄化センター)で発生する汚泥の処理施設で利用出来るようになりました。また、乾燥した汚泥は石炭と同等程度のカロリーを有するため、松浦火力発電所で燃料として利用しています。
関連リンク
関連リンク