金属産廃を放熱性素材として有効活用した循環型社会を実現 汚泥
~産業廃棄物の金属スラッジをリサイクルし、最先端フィラーにアップグレード!~

- 研究会No.
- 15R109
- 共同研究プロジェクトNo.
- 18P36
- 研究年度
- 2018年から2019年
- 研究代表者
- 株式会社明菱
- 研究会メンバー
- 国立大学法人九州工業大学
- 研究概要
- 鉄系金属の切削加工時に産廃として排出されるヘドロから抽出できる数十ミクロンから数nmの非常に細かい金属微粒子に着目し、効率的な金属微粒子の回収方法及び金属微粒子を使った付加価値の高い応用展開(特に機能性高分子複合材料)を図る。
- 研究成果
- 金属加工工程の切削加工で排出される切削屑(金属スラッジ)から抽出できる金属微粒子に着目し、酸化還元等の処理を加えて、粉末精製したものを樹脂と混合することで新たな機能性を付与する開発を行いました。
最終的に開発されたフィラー※の特性により、透磁率が高く絶縁性を有し、次世代5G対応型スマートフォン用や高周波(GHz)用の電磁波吸収体などとしての商品展開も期待できます。
※フィラー:充填剤のこと。樹脂と混合することで、もともとの材料になかった機能や性質、物性を付与できる。
- 関連リンク
- 関連リンク