太陽光発電(PV)保守・リサイクル推進協議会(平成30年7月18日設立)

設立背景

  1. 再生可能エネルギー特別措置法(FIT法)の施行により、太陽光発電の大量導入が大幅に進展
  2. それに伴い約20年の寿命によるPVパネルの大量廃棄時代の到来が迫り、2020年でも九州全体で廃棄量は約20MW(注1)、運転中に発生する廃棄量でも約2MW(注2)に上ると推定される
  3. 総務省は廃PVパネルの回収・適正処理・リサイクルシステムの構築について法的整備も含め検討するように勧告(2017.9)

注1) 環境省「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」の統計データから弊センターで推計
注2) 経済産業省/新分野進出支援事業(2015年度)/「新エネルギー関連リサイクル産業進出支援事業」成果報告書

課題

設立目的

迫り来るPVパネル大量廃棄時代に備え、PV発電施設導入容量では全国トップクラス(4位(注3))の福岡県が先陣を切って下記に取組み、全国のモデルケースとなる
  1. 効率良い廃PVパネルスマート回収スキームの構築と実証試験による回収スキームの検証
  2. 発電事業者に義務付けされた点検・保守の周知啓発、及びその他PVパネルの3R推進

注3) 資源エネルギー庁 固定価格買取制度施設導入状況の公表(平成29年3月末時点))

体制

  • 【協議会】 点検・保守事業者、産業廃棄物収集運搬業者、リサイクル事業者、関連団体等で構成
  • 【会 長】 福岡県リサイクル総合研究事業化センター長
  • 【事務局】 福岡県リサイクル総合研究事業化センター

協議会の主な活動

◆PVデジタルプラットフォームの運用◆
  • 廃棄太陽光パネル スマート回収支援システムの運用
  • 発電量評価支援システムの運用
◆PV発電事業者への点検・保守・リサイクルの啓発活動◆
  • 太陽光発電に関するセミナーの開催 など
◆情報発信◆
  • 協議会活動に関する情報発信 など