リ総研だより
2021年07月20日
リ総研だより vol.19
海洋プラスチックのお話
当センターのホームページにお越しいただきありがとうございます。
総務企画課の吉用と申します。
リサイクルやエコ活動というと何か難しいように思われますが、皆さんもMYバックやMY水筒、MY箸など使われていることと思います。立派なエコ活動ではないでしょうか。
私の住んでいる北九州市は以前、工場排煙・工場排水でとても住むのが厳しい時代もありましたが、それを現在のように住みよい地域にかえたのは行政・企業・市民の努力に他なりません。そんな地域に住んでいても関心は確かに薄かったと思います。
豊かな時代になり、そばにあるというだけでエアコンをガンガンつけてしまっていませんか?それって地球にも環境にも優しくないですよね。
私がエコ活動に関心を持ったのは、北九州市が毎年開催していますエコライフステージであったり、福岡県のエコトンであったりでした。
12月の初めに開催されます、北九州環境首都検定を受けてみませんか。環境の事、SDGsの事、ゼロカーボンの事など勉強になります。どなたでも受験可能(Webでも受験できます)、検定は無料です。楽しみながらエコのお勉強ができますし、環境マスコットのていたん・ブラックていたんがお手伝いします。
前置きが長くなりましたが、今、問題になっている海洋プラスチックのお話をします。
当センターの中村センター長や多くのコーディネーターさん達に教えをいただき、また朝日新聞の記事を参考にしました。
経済の急成長に伴ってプラスチックの使用が急増し、発生するプラスチックごみも増え続けています。何気なく捨てたレジ袋やペットボトルなどの一部が雨水などとともに排水溝から河川を経由して海に流れ込んでいると見られています。太平洋や大西洋、インド洋など世界各地の海で、プラスチック片が密集する海域が見つかっていると聞きます。地中海でも同様だそうです。
最近は魚や海鳥の体内からマイクロプラスチックが検出されています。
人間も含め、生き物への長期的な影響は明らかになってはいませんが、マイクロプラスチックが有毒物質を吸着して魚介類に取り込まれ、食物連鎖で人間を含め多くの動物に悪影響を及ぼす恐れは大いにあると思われます。
戦後、急速に普及したプラスチックは軽量で思い通りの形に加工するのが簡単、耐久性もあった為に生産量は増え続けました。
「プラスチック汚染を減らすには、まず生産量を減らす必要がある」と、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のローランド・ガイヤー教授は指摘をしています。
便利なものを使い続けたい思いもありますが、今、手にしているペットボトルの事をもう一度考えてみませんか?
当センターでは経験豊かなコーディネーターさん達がエコの事をはじめリサイクの事など色々とアドバイスをしています。相談だけでも構いません一度連絡してみませんか。
職員一同心から、お待ちしています。

