プレスリリース
2022年10月20日
(公社)福岡県薬剤師会と協同して、医薬品ボトルのリサイクルに向けた回収実証を開始!
○ 「プラスチック資源循環法」が本年4月に施行され、県では、プラスチックの資源循環に向けた関係者の取組を支援しています。
○ この一環として、薬局での使用後に廃棄されている医薬品ボトルに着目し、県と(公財)福岡県 リサイクル総合研究事業化センターは、(公社)福岡県薬剤師会と協同して、その回収・再資源化に関する実証事業を行います。
○ まずは今回、(公社)福岡県薬剤師会が、構成団体の福岡市薬剤師会東支部(福岡市東区)、久留米 三井薬剤師会(久留米市、小郡市、三井郡)、八幡薬剤師会(北九州市八幡東区・八幡西区)に呼びかけ、10月20日から医薬品ボトルの回収実証を開始します。
○ 医薬品ボトルは、薬局や病院で高齢者用の錠剤の一包化に伴い使用量が増加しています。使用済のボトルは、良質なプラスチックが使用されており、汚れも少なく再資源化に適していますが、回収ルートがないこと、ラベルが付着していることなどから、現状では焼却処理されています。
○ 実証事業では、回収した医薬品ボトルを、プラスチック再生事業者で溶解・ペレット化し、最終的に薬局で使用する調剤用トレーやピルケースなどへの再生を目指す取組を進め、全国に先駆けて新たな資源循環の仕組みを構築していきます。
1 実施内容
(1) 医薬品ボトルの回収
(公社)福岡県薬剤師会と協同して、福岡市薬剤師会東支部、久留米三井薬剤師会、八幡薬剤師会の会員薬局から使用済医薬品ボトルの回収を実施します。
(今回は薬局でラベルを剥がせるものを対象に回収)
使用済医薬品ボトル
地域の 薬剤師会名 |
福岡市薬剤師会東支部 |
久留米三井薬剤師会 (久留米市、小郡市、三井郡) |
八幡薬剤師会 |
会員薬局数 |
117 | 188 | 174 |
(2) 薬局で生じる使用済医薬品ボトル
・薬局では、高齢者向け等に錠剤の一包化(朝昼夜分の個包装化、図中の右上)のニーズが高まっており、その調剤後に、空となった医薬品ボトルが多く発生しています。
(3) 回収した医薬品ボトルの取扱い
・回収した医薬品ボトルは、地域の薬剤師会事務所等へ持ち込まれ、一時保管。
・一定数量が貯まったら、プラスチック再生事業者に運搬し、ペレット化
上記の回収実施により、回収量の把握、効率的な回収ルート、リサイクルに係る課題(付着物の影響等)を検証しながら、より効率的に多くの量が回収できる仕組みを確立していきます。
2 目指す資源循環のイメージ
・実証事業では、薬局から回収した使用済医薬品ボトルをペレット化し、これを原材料として、調剤用トレーやピルケースなどの薬局で使用される資材に再生するリサイクルを目指します。
3 現地取材について
次の実証事業の実施店舗にて、現地取材に対応します。
詳しくは、(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターにお問い合わせください。
なお、当日の連絡は現地(関係者連絡先)にお願いします。
日時 令和4年10月24日(月曜日) 13時~14時
場所 瑠璃薬局(福岡市東区馬出2-22-23-101)
関係者連絡先
■公益社団法人福岡県薬剤師会(担当:正)
〒812-0018 福岡市博多区住吉2丁目20番15号 TEL:092-271-3791
■公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センター(担当:プロジェクト推進班 大村、原口)
〒808-0135 北九州市若松区ひびきの2番1号 産学連携センタービル4階 TEL:093-695-3069
ホームページ https://www.recycle-ken.or.jp/