プレスリリース

廃棄みかんの有効活用&みやま市の魅力発信イベント「まるごと みやま」期間限定で開催!

12月9日から翌年1月31日まで、照葉スパリゾート本店及び門司店にて、みやま市の摘果みかん(※)を浮かべたお風呂や中村学園大学の学生が考案したみかんメニューの提供、また、同店内でのみやま市の特産品等の販売を行う期間限定イベント「まるごと みやま」を開催します。

当センターでは、異業種間の交流を促進し共同研究や新ビジネスの創出を目指すため「ふくおか3Rメンバーズ」を設立、運営し、各種廃棄物の3Rに取り組もうとする企業のニーズ(需要、困りごと)・シーズ(技術、ノウハウ)のマッチング等に取り組んでいます。

今回のイベントは、当センターのマッチングにより、「ふくおか3Rメンバーズ」の会員である照葉スパリゾート(運営会社:(株)ナカシロ)・中村学園大学・みやま市の共同企画として、みかんの産地であるみやま市で多く廃棄される摘果みかんの有効利用の促進と、みやま市の魅力発信のため、照葉スパリゾートで開催することとなったものです。

産学官の連携による本イベントを通して、摘果みかんの有効活用例やみやま市及びその特産品を皆様に発信するとともに、今後も3Rの取り組みをサポートしてまいります。

(※)摘果みかん:みかんの収穫が始まる前の時期に、未成熟な状態で摘み取られたみかんのこと。
        摘果作業は、残した果実に栄養を集中させることで、果実の大きさや品質を向上させるために行う。
        摘果みかんは、甘さは少ないが、食べることも可能。通常はみかん畑で摘果作業を行い、地面に落としたままとなる。

1 イベントの概要

○開催期間 令和5年12月9日(土)~令和6年1月31日(水)
○場所   照葉スパリゾート本店(福岡市東区香椎照葉5丁目2-15)
      照葉スパリゾート門司店(北九州市門司区大里本町3丁目13番26号)
○イベント内容 
・中村学園大学栄養科学科木村ゼミが考案した山川みかんの「摘果みかん」を用いたメニューの販売
・「摘果みかん」風呂や「摘果みかん」のアロマ体験等
・みやま市の主要農作物でイベント期間に旬を迎える「セロリ」「ナス」の特別メニュー販売
・山川みかんジュースの試飲イベント(本店のみで実施:12月23日(土)数量限定)

当日の様子
2 会員情報

(株)ナカシロ
 温浴複合施設「照葉スパリゾート」(福岡市東区と北九州市門司区の2店舗で展開)等を運営。
 SDGsの取組として、未利用のまま捨てている資源を活用したイベントを数多く行う。
【抱えていたニーズ・シーズ】
 (ニーズ)未利用資源の活用、地域社会への貢献
 (シーズ)未利用資源の温浴施設での活用技術


みやま市
 「山川みかん」を代表とする福岡でも指折りのみかん産地。
 セロリは、福岡県の生産量の約9割を占め、西日本一の生産量を誇る。
【抱えていたニーズ・シーズ】
 (ニーズ)摘果みかんの有効な利用方法、みやま市及びその特産品の認知度向上
 (シーズ)地域農業、商工業の振興

中村学園大学
 栄養・教育・ビジネスの専門分野において、教育研究活動に力を注いでおり、その知識を広く社会に還元するため、
 様々な食育活動、産学連携プロジェクトなどに取り組む。
【抱えていたニーズ・シーズ】
 (ニーズ)食を通した環境問題に関する普及・啓発
 (シーズ)新規メニューの開発、食に関する知見

3 マッチングの経緯

 ・(株)ナカシロから、照葉スパリゾートのSDGsイベントで活用出来そうな未利用の資源がないか当センターに相談があり、摘果みかんの有効な利用
  方法を模索していたみやま市を紹介
 ・また、同社から摘果みかんを用いたメニュー開発の相談先の紹介について当センターに依頼があり、新規メニュー開発の知見を有する中村学園大学を紹介
 ・当センターの仲介により、令和5年3月から産学官コラボイベントの企画・立案を開始し、令和5年12月からイベントを実施