お知らせ
2019年08月01日
IoT技術を活用した空調設備の故障予知実証試験を開始
福岡県IoT技術活用3Rシステム推進協議会の参画メンバーである、株式会社QuesutP'age、日立グローバルライフソリューションズ株式会社及び福岡県リサイクル総合研究事業化センターは、IoT技術を活用して空調設備の故障を予知する実証試験を開始します。
本実証試験では、株式会社QuestP'ageが運営する物流倉庫(伊都倉庫:福岡県糸島市多久418-7 )において、空調設備を対象に、正常運転時のデータを一定期間学習し、実際の運転データと比較することで、故障につながる予兆を検知し、突発故障による停止を避けるとともに、予防保全による設備の長寿命化の検証を行います。
これまで、商業施設等に設置している設備(空調等の設備を含む)は、定期的な保守・メンテナンスが行われているものの、何らかの原因で突発故障が起こり、設備の停止等が生じることがありました。通常、設備の故障後に、故障に係る原因調査、部品手配、修理を行うため、設備の運転が長期間停止することになります。その為、この設備に関係している製品(商品等)があった場合、その製品に多大な影響を与えるだけでなく、その製品を廃棄せざるを得ない状況にもなってしまいます。また、設備が修理可能な場合は部品交換等で、発生する廃棄物は少なくすみますが、修理不可能になった場合、設備その物を交換することになり、大きな設備単位で廃棄物が発生することにつながります。
今回の実証試験は、遠隔監視で収集した設備の運転データを解析し、故障につながる変化を検出すること(故障予知)で、突発故障による停止を避け、設備の長寿命化を図るとともに廃棄物の減量化につながる検証を行います。
