福岡県では、高齢社会の進行に伴い、排出量の増加が見込まれる紙おむつのリサイクルの技術的支援及び資源循環の仕組みの普及を目指しています。

紙おむつリサイクル

使用済み紙おむつは水分(し尿)が約7割で、厨芥類と同等の燃えにくさですが、ほとんどが焼却処理されています。
紙おむつには針葉樹から作られた良質なパルプが使用されており、使用済み紙おむつからパルプを再生利用できれば、針葉樹パルプの使用削減が可能です。

また、紙おむつリサイクルにより、焼却量の削減及び焼却コストの削減が可能です。
福岡県内では、全国で唯一、平成17年から水溶化処理による使用済み紙おむつの「マテリアルリサイクル」事業が開始されています。

紙おむつのリサイクル(水溶化処理)は、従来の焼却処理と比較してCO2排出量を約4割削減可能です。

リサイクルシステムの概要
紙おむつのを分別収集し、水溶化処理により・再生パルプが建築資材として、プラスチック類と廃ポリマー・汚泥がRPF(固形燃料)として、廃ポリマー・汚泥が土壌改良材として再資源化される流れを表した図です。

福岡都市圏紙おむつリサイクルシステム検討委員会

県では、福岡都市圏の事業所から排出される紙おむつのリサイクルシステム構築を目指し、学識経験者、排出事業者の関係機関及び福岡都市圏の市町で構成する「福岡都市圏紙おむつリサイクルシステム検討委員会(以下「委員会」という)を設置し、平成25年度から3年間検討を行ってきました。

この度、委員会において下記報告書を取りまとめましたのでお知らせします。

福岡都市圏紙おむつリサイクルシステム検討委員会報告書〔本文〕

全体版
分割版

福岡都市圏紙おむつリサイクルシステム検討委員会報告書〔概要〕