2007年度 研究会 採択テーマ
リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。
-
【継続】資源保管型埋立システム研究会
2007年04月02日- 研究代表者
- 学校法人福岡大学
- 研究メンバー
- 有限会社ジェーハック、共栄環境開発株式会社、西部建設株式会社、株式会社田中、横河ブリッジ株式会社、株式会社クボタ、ユニチカ株式会社、三菱マテリアル株式会社 他
- 研究期間
- 2006年度~2007年度
- 概要
- 繰り返し使用できる資源保管型埋立地を提案し、埋立地内で洗浄した資源化可能廃棄物を長期保管後、セメント原料化するリサイクルビジネスモデルを構築する。
-
【継続】浄水ケーキ有効利用促進研究会
2007年04月02日- 研究代表者
- 福岡県南広域水道企業団
- 研究メンバー
- 久留米市、福岡県立福岡農業高校
- 研究期間
- 2006年度~2007年度
- 概要
- 浄水ケーキの能力・可能性を探究し、高付加価値化により土壌改良材としての利用促進を図る。
-
【継続】観光振興を目指す食と農の循環研究会
2007年04月02日- 研究代表者
- 宗像観光協会
- 研究メンバー
- 宗像市、東海大学福岡短期大学観光文化研究所、坂田企業グループ
- 研究期間
- 2006年度~2007年度
- 概要
- 宗像市玄海地区から排出される食品残渣の有機肥料化を行い、その有機肥料を使った有機野菜をブランド化し、地元玄海の宿泊施設、飲食店等で提供する循環システムを実践する。
-
【新規】焼却残渣の脱塩化促進と資源化のための研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- 九州大学
- 研究メンバー
- 株式会社麻生、共栄環境開発株式会社、応用地質株式会社、福岡県保健環境研究所
- 研究期間
- 2007年度~2008年度
- 概要
- 地域新生コンソーシアム研究開発事業で実証試験を行った焼却残渣及びRDF飛灰の脱塩状況を調査していたが所定の濃度に達しなかったので継続して調査を行い、事業化する場合のバックデータとして活用する。
-
【新規】製鋼用フォーミング抑制剤研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- TOTO株式会社
- 研究メンバー
- 九州製紙株式会社、HOKO株式会社、福岡県工業技術センター化学繊維研究所
- 研究期間
- 2007年度
- 概要
- TOTO株式会社で発生する窯業廃水汚泥と九州製紙株式会社で発生する製紙汚泥を用いて、製鉄・製鋼メーカーに採用してもらえる製鋼用フォーミング抑制剤を開発する。
-
【新規】放置竹林の自動車への有効利用研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- 日産自動車株式会社
- 研究メンバー
- 株式会社タケヒロ九州、立花町
- 研究期間
- 2007年度~2008年度
- 概要
- 自動車の内装部品に使用されている石油由来樹脂等に替わって、天然素材である竹を自動車部品に適用することを目指す。
-
【新規】リサイクル縁石研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- 株式会社ヤマウ
- 研究メンバー
- 水谷建設工業株式会社、麻生商事株式会社、九州共立大学、福岡大学
- 研究期間
- 2007年度~2008年度
- 概要
- 溶融スラグ、コンクリート塊、フライアッシュ等を複合的かつ多量に使用するコンクリートの配合方法を検討し、コンクリート製品中の砂や砕石の代替品として利用する技術を確立する。
-
【新規】繊維再生利用研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- 福岡大学
- 研究メンバー
- 森博多織株式会社、福岡県工業技術センター化学繊維研究所
- 研究期間
- 2007年度~2008年度
- 概要
- 福岡県の地場産業である博多織は絹を主として製造している。その工程としてでる、織りくずや糸くずを活用して収集再生利用する新技術を用いて新素材として利用できる新技術を開発する。
-
【新規】乾燥剤リサイクル研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- シタマ石灰有限会社
- 研究メンバー
- 大江化学工業株式会社、株式会社筑後物産、福岡県工業技術センター化学繊維研究所
- 研究期間
- 2007年度
- 概要
- メーカーより排出される規格外品及び納入業者より返品された使用済み乾燥剤を中身が純度の高い石灰であることに着目し、粉砕、造粒化・微粉化する事で再利用可能とし、農業用土壌改良材として流通・販売するシステムを開発する。
-
【新規】産廃溶融スラグのJIS化に向けた研究会
2007年06月01日- 研究代表者
- 新日鉄エンジニアリング株式会社
- 研究メンバー
- 北九州エコエナジー株式会社、太平工業株式会社、前田道路株式会社、北九州市環境産業政策室、北九州市技術企画課
- 研究期間
- 2007年度~2008年度
- 概要
- JIS規格の適用範囲に入っていない産廃溶融スラグを、3年後の改定時に適用範囲となるよう、これを配合したアスファルト混合物を北九州市の市道で試験使用してその実績を公表し、JIS改定原案作成委員会にアピールする。
2007年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ
実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。
-
【継続】ポリエステル不織布の端材・廃材リサイクル品の実用化に関する研究開発
2007年04月01日- 研究代表者
- 株式会社フコク
- 構成メンバー
- 九州大学藤本研究室、有限会社F&F
- 研究期間
- 2005年度~2007年度
- 研究開発の概要
- ポリエステル不織布は、自動車の内装材や介護用マットレス等として使用されていますが、これらの製造・加工過程で約20%が端材として排出、処分されています。そこで、製品加工端材や使用済み介護用マットレス(廃材)を原料とした自動車用吸音・緩衝材、建築用吸音・断熱・緩衝材を製造・販売することを目的とし、再生ポリエステル不織布の製造技術を研究開発します。
-
【継続】剪定枝等を利用した優良堆肥の製造と地産・地消循環システムの構築
2007年04月01日- 研究代表者
- 有限会社共栄資源管理センター小郡
- 研究メンバー
- 株式会社新日本環境コンサルタント、国立久留米工業高等専門学校、小郡市環境生活課(オブザーバー)
- 研究期間
- 2005年度~2007年度
- 研究開発の概要
- 未利用資源である剪定枝及び刈草を利用して安全性、有効性、コスト面で優れた剪定枝等優良堆肥製造技術を開発し、製造した堆肥が地元農家における野菜栽培や地域ボランティアによる草花育成を通じた街づくりに活用されることにより、地産地消の循環システムを構築する。
- 関連ファイル
-
【継続】ロックウール材の有効利用研究開発
2007年04月01日- 研究代表者
- 日鉄環境エンジニアリング株式会社
- 研究メンバー
- 株式会社響エコサイト、九州大学
- 研究期間
- 2006年度~2007年度
- 研究開発の概要
- ロックウールは、建築材料、断熱材、天井板など様々なものに使用されていますが多量の加工端材や廃材が排出され、処分されています。
そこで、ロックウール端材・廃材を重金属排水処理剤として加工、販売することを目的として、リサイクル製品製造技術を研究開発します。 - 関連ファイル
-
【継続】堆肥による農地力向上等のシステム開発
2007年04月01日- 研究代表者
- 共栄環境開発株式会社
- 研究メンバー
- 大阪産業大学、産業医科大学、レモンディス・ジャパン株式会社、農業生産法人杏里ファーム
- 研究期間
- 2006年度~2008年度
- 研究開発の概要
- 食品残渣等を原料とした堆肥は多くの発酵施設で製造されているが、全ての堆肥が農地に還元されておらず、循環が滞りがちになっている。
そこで、食品残渣を原料とした高品質の堆肥製造技術や堆肥施用土壌の土壌改良メカニズムを研究開発する。また、堆肥の需要を掘り起こすための、堆肥散布サービス等の堆肥供給システムや農地力向上実践農家の生産農作物の販売支援システムを開発する。 - 関連ファイル
-
【新規】めっきスラッジの再資源化システムの開発
2007年04月01日- 研究代表者
- 九州めっき工業組合
- 研究メンバー
- 三池精錬株式会社、九州工業大学、福岡県工業技術センター機械電子研究所
- 研究期間
- 2007年度~2009年度
- 研究開発の概要
- 亜鉛めっきスラッジの再資源化システムについて研究する。従来、総合廃水処理されていためっき廃液のうち亜鉛めっき廃水ついて分別処理を行い、高品位の亜鉛濃厚スラッジを生産し、これを亜鉛製錬原料にリサイクルする技術を開発する。また、本再資源化システムについて他の金属種(ニッケル、銅など)にも適用を検討する。
- 関連ファイル
-
【新規】食用油トリプル利用研究開発
2007年04月01日- 研究代表者
- 電源開発株式会社
- 研究メンバー
- 理研農産化工株式会社、財団法人福岡県下水道公社御笠川浄化センター、春日市日の出町自治会
- 研究期間
- 2007年度~2009年度
- 研究開発の概要
- 下水処理の伴う汚泥処理に、家庭から排出される廃食用油と食用油製造メーカーから排出される廃棄物を利用して、下水汚泥からバイオマス燃料を製造する。
- 関連ファイル