2023年度 研究会 採択テーマ
リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。
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【新規】PVC(塩ビ)端材と木材端材を原材料とする新素材とリサイクル商品の開発研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社 井上企画
- 研究メンバー
- 株式会社シマブン、福岡県工業技術センター
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 現在、廃棄物として処理している木材端材(㈱井上企画)とPVC端材(㈱シマブン)を原材料とする新たなリサイクル素材とその特性を活かした商品を開発し、木材とPVCの廃棄物リサイクルシステムを定着させる。
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【新規】フルボ酸とカキ殻を活用したチップバーン発生抑制策とAIを用いたX線画像解析によるチップバーン検出方法の研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社エー・ワン
- 研究メンバー
- 学校法人中村産業学園九州産業大学、西邦機工株式会社、株式会社フルボ産業
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- キャベツの返品の要因となるチップバーン(Ca2+供給量不足により、葉先の一部が茶褐色に変色すること)の発生抑制策として、フルボ酸とカキ殻を活用するとともに、AIを用いたX線画像解析によるチップバーン検出方法を確立する。
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【新規】植物発酵エキス製造工程で発生する残渣の養豚用飼料開発と事業化研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 暁酵素産業株式会社
- 研究メンバー
- 福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、サイタホールディングス株式会社、国立大学法人九州大学
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 植物発酵エキス抽出残渣の養豚用飼料としての適性を評価し、肥育豚の産肉性や肉質、健康に及ぼす影響を明らかにする。
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【新規】放置竹林の竹を原料とするトマト養液栽培用培土の開発等総合的利活用事業化研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社林田産業
- 研究メンバー
- 響灘菜園株式会社、福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、特定非営利活動法人あそびとまなび研究所
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 放置竹林から竹の伐採、収集、粉砕、堆肥化を行い、価格が高騰しているココナツヤシ殻の代替物としての竹を原料とする培土を製造するとともに、生ごみ堆肥化活動の実践を行う。
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【新規】竹をバイオマス資源として伐採・回収するシステムを社会実装する研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社秀電社
- 研究メンバー
- リックス株式会社、八女市
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 竹を原材料として第二世代バイオエタノールを生産するプラントの運営を成り立たせるため、竹を持続的かつ、効率的に伐採・回収する方法とシステムを社会実装する。
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【新規】福岡県内におけるリユース容器を用いた循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」の導入および事業拡大のための基礎調査研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- Loop Japan合同会社
- 研究メンバー
- イオン九州株式会社
- 研究期間
- 2023年度
- 概要
- 福岡県内の企業と協働し、繰り返し使えるリユース容器を活用する循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」の導入及びサービスの定着を行う。
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【継続】大豆の増収を目指した剪定枝・草チップを原料とする堆肥の調製・施用サービス事業化研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社林田産業
- 研究メンバー
- 学校法人中村産業学園九州産業大学
- 研究期間
- 2022年度~2023年度
- 概要
- 剪定枝・草チップの堆肥化、圃場への散布による大豆収量の向上、堆肥散布作業サービスによる労働力不足の解消により、農業と静脈産業の連携による新たなサーキュラーエコノミーを推進する。
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【継続】浮遊選鉱法によって改質した燃焼灰を使用したジオポリマーコンクリートによる実建物の実証研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 西松建設株式会社
- 研究メンバー
- 公立大学法人北九州市立大学
- 研究期間
- 2022年度~2023年度
- 概要
- 大部分が埋立処分されているバイオマス灰をコンクリートに再利用し、実建物に活用できることを実証する。
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【継続】糖含有廃棄物を活用した農業用土壌還元消毒技術の開発研究会
2023年06月05日- 研究代表者
- 株式会社マルミツサンヨー
- 研究メンバー
- 入江製菓株式会社、福岡県農林業総合試験場 資源活用研究センター、福岡県保健環境研究所
- 研究期間
- 2022年度~2023年度
- 概要
- 事業収益を向上させるため、食品加工場から出てくる糖含有廃棄物を、農業用の土壌還元消毒用の資材として用途開発を行う。
2023年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ
実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。
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【新規】廃プラスチックを添加したアスファルトの舗装材料への利用研究プロジェクト
2023年04月03日- 研究代表者
- 株式会社成田美装センター
- 研究メンバー
- 公益財団法人大牟田市地域活性化センター、大牟田市
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 本研究は、基礎研究で得られた廃プラの舗装改質剤としてのメカニズムを基に、廃プラ投入方法(投入口の形状、廃プラの梱包サイズ等)の検討や、製造したアスファルト混合物の施工性及び施工後の耐久性等を確認し、実用化を目指す。
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【新規】リサイクル鉄粉によるスマート農業の実証と販売体制構築プロジェクト
2023年04月03日- 研究代表者
- 日本磁力選鉱株式会社
- 研究メンバー
- 公立大学法人 北九州市立大学
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- リサイクル鉄粉を用いた新規農業資材の製造体制を構築し、ドローンなどの先進機器を利用したスマート農業の実証試験を行うことで、新規農業資材販売の事業化を目指す。
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【新規】硅砂副生成物の高取焼陶土活用プロジェクト
2023年04月03日- 研究代表者
- 有限会社鬼丸雪山窯元
- 研究メンバー
- 日本硅砂鉱業株式会社、福岡県工業技術センター 化学繊維研究所
- 研究期間
- 2023年度~
- 概要
- 小石原エリアの粘土資源枯渇問題の解決を目指し、日本硅砂鉱業株式会社の硅砂製造時に発生する粘土質の副生成物を、福岡県の伝統工芸品である高取焼用粘土の原料として利用する事業に取り組む。また、副生成物の熱特性を生かした低温焼成可能な陶土を調製し、脱炭素や省エネを必要とする全国のやきもの産地へ普及を図る事業スキームを確立する。