2018年度 研究会 採択テーマ
リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。
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【継続】架橋型発泡ポリエチレン(PE)のマテリアルリサイクル技術開発研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- ヒロホー株式会社
- 研究メンバー
- 学校法人福岡大学、福岡県工業技術センター化学繊維研究所
- 研究期間
- 2017年度~2018年度
- 概要
- 自動車部品の輸送用容器に使用している緩衝材の1つである架橋型発泡PEは熱可塑性ではないため再生溶融しにくくリサイクルは困難である。そこで、再生が難しい加工ロス材「架橋型高発泡PE」を押出成型品化するリサイクル技術を開発し、輸送用容器の硬質の緩衝材を製造し自社にて活用する。
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【継続】廃プラスチックの高度利用による、製鋼反応研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- 株式会社アステック入江
- 研究メンバー
- 東京製鐵株式会社、九州メタル産業株式会社、学校法人西日本工業学園西日本工業大学、公立大学法人北九州市立大学
- 研究期間
- 2017年度~2018年度
- 概要
- プラスチック系廃棄物を活用し、製鐵所から発生する金属資源のリサイクルを行い、廃プラと金属の同時有効利用技術を確立する。
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【継続】紙おむつ再生ポリマーの活用による吸水シート開発研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- エスエス産業株式会社
- 研究メンバー
- トータルケア・システム株式会社、公立学校法人福岡女子大学
- 研究期間
- 2017年度~2018年度
- 概要
- 使用済み紙おむつから回収し、再生された廃SAPを活用したマテリアルリサイクルにより、安価で使いやすい吸水シートの開発を目指す。
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【新規】リサイクル資材と微生物を活用した土壌改良材の開発研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- 株式会社大石物産
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学
- 研究期間
- 2018年度
- 概要
- 浄水ケーキに付加価値の高い微生物を付加・固定して、植物生育促進と連作障害抑止効果の研究を行う。
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【新規】パワーデバイス用硬脆ウエハリサイクル研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- 株式会社新菱
- 研究メンバー
- 国立大学法人熊本大学
- 研究期間
- 2018年度~2019年度
- 概要
- シリコンに比べ耐熱性、高耐圧、高電子移動速度等の性能を持つ硬脆ウエハのリサイクルのための薄表研磨技術開発を行う。
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【新規】濃縮バイオ液肥開発研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- 国立大学法人九州大学
- 研究メンバー
- 静岡県公立大学法人静岡県立大学、みやま市
- 研究期間
- 2018年度~2019年度
- 概要
- メタン発酵消化液からの肥料成分の分離濃縮回収技術と排水の脱色技術を開発し、濃縮液肥を低コストで製造するための基礎的研究を行う。
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【新規】酸化還元プロセスを利用した次亜リン酸酸化と、生成物の肥料化に関する研究会
2018年05月23日- 研究代表者
- 大谷化学工業株式会社
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州大学
- 研究期間
- 2018年度
- 概要
- 無電解ニッケルめっき廃液に含まれる次亜リン酸について、酸化還元プロセスを用いた低コストの回収システムと肥料原料への活用を研究する。
2018年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ
実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。
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【継続】絶縁油再生処理事業化共同研究プロジェクト
2018年04月01日- 研究代表者
- 株式会社キューヘン
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州工業大学
- 研究期間
- 2017年度~2019年度
- 研究開発の概要
- 柱上変圧器の修理時に発生する使用済絶縁油は現状では全量が新油に変換されているが、再生処理により再度絶縁油として利用するための低負荷・低コストなシステムを確立する。
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【継続】フードバンクを活用した食品ロス削減推進共同研究プロジェクト
2018年04月01日- 研究代表者
- 特定非営利活動法人フードバンク北九州ライフアゲイン
- 研究メンバー
- 特定非営利活動法人フードバンク福岡、エフコープ生活協同組合
- 研究期間
- 2017年度~2019年度
- 研究開発の概要
- 食品関連企業から大量に発生している食品ロスを引取り、生活困窮者や福祉施設などに無償で提供するフードバンク団体は、近年、福岡県内においても相次いで設立されているが、いずれも組織の基盤が弱く、食品の保管や配送の体制が整っていないため、食品の受入も限定せざるを得ない状況にある。
本プロジェクトでは、フードバンクの基盤強化を図るとともに、本県で発生している食品ロスを県内全域で安定的・継続的に活用するための社会システムの実用化を図る。
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【新規】金属産廃を放熱性素材として有効活用した循環型社会を実現するプロジェクト
2018年04月01日- 研究代表者
- 株式会社明菱
- 研究メンバー
- 国立大学法人九州工業大学
- 研究期間
- 2018年度~2019年度
- 研究開発の概要
- 鉄系金属の切削加工時に産廃として排出されるヘドロから抽出できる数十μから数nmの非常に細かい金属微粒子に着目し、効率的な金属微粒子の回収方法及び金属微粒子を使った付加価値の高い応用展開(特に機能性高分子複合材料)を図る。
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【新規】朝倉市におけるメタン化食品リサイクルループプロジェクト
2018年04月01日- 研究代表者
- シンコー株式会社
- 研究メンバー
- 原鶴温泉旅館協同組合
- 研究期間
- 2018年度~2019年度
- 研究開発の概要
- 民間事業者が事業主体となって、朝倉市において温泉旅館、コンビニ、飲食店等で発生する一廃の食品廃棄物2.5t/日程度をメタン発酵し、バイオガスを発電や熱供給に利用する。
また、消化液を液肥として利用し、液肥で栽培した農作物を温泉旅館、飲食店等で利用するなど食品リサイクルループを構築する。