採択結果

2015年度 研究会 採択テーマ

リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。

  • 【継続】廃棄きのこを活用した天然ヒト型セラミド生産技術研究会

    2015年04月01日
    研究代表者
    株式会社ジェヌインR&D
    研究メンバー
    福岡県醤油醸造協同組合、福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、福岡大城農業協同組合、国立大学法人京都大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    廃棄きのこを活用して生産した天然ヒト型セラミドの化粧品素材等としての開発を目指す。
  • 【継続】紙おむつ由来廃プラスチックのマテリアルリサイクル研究会

    2015年04月01日
    研究代表者
    トータルケア・システム株式会社
    研究メンバー
    日本紙通商株式会社、公立大学法人福岡女子大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    使用済み紙おむつの水溶化処理によって回収した廃プラスチックのマテリアルリサイクルを目指す。
  • 【継続】食品ロス削減研究会

    2015年04月01日
    研究代表者
    フードバンク北九州ライフアゲイン
    研究メンバー
    公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    食品ロスを削減する社会システムを構築するために、フードバンク活動を通じて食品ロスの削減を推進し、フードバンク活動の県内全域への普及の可能性を検証するとともに、環境への影響評価を行う。
  • 【継続】使用済みサーメットチップリサイクル研究会

    2015年04月01日
    研究代表者
    株式会社丸和技研
    研究メンバー
    株式会社レアメタルソリューション、国立大学法人九州工業大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    産業廃棄物として処分されている使用済みサーメットチップを高価な超硬破砕粒の代替物として有効活用するためのリサイクル方法の確立を目指す。
  • 【新規】『マテリアルファンド』を活用したリサイクルシステム構築に関する研究会

    2015年05月21日
    研究代表者
    合同会社ひびくー
    研究メンバー
    独立行政法人 国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校、西南学院 西南学院大学
    研究期間
    2015年度~2016年度
    概要
    極小規模の資源循環システム(各種の活動等で使用・回収された再生資源を高付加価値なリサイクル製品として排出者に還元する仕組み)を複数束ねた『マテリアルファンド』を構築することで、再生資源の需給調整・処理コスト低減を狙うと共に、ファンドへの参加そのものがリサイクルへのインセンティブになるようなビジネスモデルの確立を目指す。
  • 【新規】水溶性を付与した廃棄消火薬剤の新たな用途開発研究会

    2015年05月21日
    研究代表者
    兼定興産株式会社
    研究メンバー
    福岡県工業技術センター化学繊維研究所
    研究期間
    2015年度
    概要
    廃棄された消火薬剤は、従来、一部は肥料原料として利用されてきたが、廃棄処分されている消火薬剤の新たなリサイクルを目指し、工場排水処理の微生物のリン・窒素栄養剤として活用するための技術を開発する。
  • 【新規】食品リサイクル法対応;亜炭化燃料の事業化に関する研究会

    2015年05月21日
    研究代表者
    有限会社丸源油脂
    研究メンバー
    国立大学法人九州大学
    研究期間
    2015年度
    概要
    食品廃棄物を低温で炭化処理する技術を開発し、食品リサイクル法への適用に向けた検討を行う。
  • 【新規】持続型社会構築に向けた廃棄物焼却残渣の有効利用研究会

    2015年05月21日
    研究代表者
    国立大学法人九州大学
    研究メンバー
    株式会社タクマ
    研究期間
    2015年度~2016年度
    概要
    一般廃棄物焼却残渣からの水素ガス発生・発生抑制機構を解明し、効率的な水素回収法を開発するとともに、回収した水素の合理的な有効利用技術を検討する。また、最終処分量を減らすために、水素回収後の焼却残渣のセメント原料化を多角的に検討する。
  • 【新規】産廃である金属加工ヘドロから付加価値のある資源を生み出す研究会

    2015年05月21日
    研究代表者
    国立大学法人九州工業大学
    研究メンバー
    株式会社明菱
    研究期間
    2015年度~2016年度
    概要
    鉄系金属の切削加工時に産廃として排出されるヘドロから抽出できる数十μから数nmの非常に細かい金属微粒子に着目し、効率的な金属微粒子の回収方法及び金属微粒子を使った付加価値の高い応用展開(特に機能性高分子複合材料)を図る。

2015年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ

実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。

  • 【継続】有機性廃液を活用したバイオマスエネルギー売電事業化

    2015年04月01日
    研究代表者
    株式会社サニックス
    研究メンバー
    公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    研究開発の概要
    これまで、有機性廃液については自然界への負荷低減を目的として活性汚泥処理が行われてきた。
    このプロジェクトでは、産業廃棄物として多数の排出事業者から受け入れた有機性廃液のうち、メタン発酵に適したものを選別してメタン発酵処理によりバイオガスを取り出し発電し、バイオマスエネルギーとして活用することを目的とする。
    また、これにより既存の活性汚泥処理にかかる負荷が減り、処理工程から発生する余剰汚泥量の削減も期待される。
  • 【継続】BDFグリセリン廃液から製造した脱窒剤の実用化

    2015年04月01日
    研究代表者
    福岡大学
    研究メンバー
    株式会社フチガミ、クボタ環境サービス株式会社
    研究期間
    2014年度~2015年度
    研究開発の概要
    バイオディーゼル燃料(BDF)の製造過程で副生するグリセリン廃液は、燃料助剤や堆肥化時の発酵助剤として利用されている程度で、あまり有効活用されていない。
    このプロジェクトでは、グリセリン廃液を簡易処理して油層とグリセリン水層に分離し、油層は熱源利用、グリセリン水層は排水処理施設の脱窒剤として利用する技術を確立することを目的とする。
    これにより、グリセリン廃液の全量を資源循環できる社会システムを構築する。
  • 【継続】炭素繊維リサイクルの事業化

    2015年04月01日
    研究代表者
    株式会社新菱
    研究メンバー
    学校法人同志社 同志社大学、株式会社フコク
    研究期間
    2014年度~2016年度
    研究開発の概要
    炭素繊維は航空機、エネルギー、輸送機器関連などの産業用途、スポーツ用途等での需要が拡大している。現在、炭素繊維製造、加工時の工程端材が大量に発生しており、将来的には寿命切れの廃材も大量に排出されることが予想されているが、その廃材のリサイクル技術と体制はまだ構築されていない。よって廃材からの炭素繊維の分離方法の最適化検討、事業化のためのプロセスデータ取得及び再生炭素繊維の用途開発を進めることによる炭素繊維リサイクルの事業化を目的とする。これにより、炭素繊維の再生利用を促進し、廃棄物量の削減も期待される。
  • 【新規】新ごみ処理施設の排熱を利用した有明海はたき海苔資源化

    2015年04月01日
    研究代表者
    福岡有明海漁業協同組合連合会
    研究メンバー
    福岡大学、柳川市、みやま市、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、有明生活環境施設組合
    研究期間
    2015年度~2017年度
    研究開発の概要
    有明海の海苔養殖業は地域の重要な産業となっているが、漁期終了時に低品質で商品価値のない「はたき海苔」が毎年大量に発生することから、H24~25の研究会において肥料としての有効利用方法の検討を行った結果、乾燥・水分調整に多額のコストがかかることが課題として明らかになった。
    このプロジェクトでは、現在、柳川市・みやま市において整備計画されている新ごみ処理施設の未利用エネルギーである排熱をはたき海苔の乾燥処理に利用するための検討・設計を行い、さらに、乾燥処理物の用途開発を行うことを目的とする。