採択結果

2008年度 研究会 採択テーマ

リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。

  • 【継続】焼却残渣の脱塩促進と資源化のための研究会

    2008年04月01日
    研究代表者
    九州大学
    研究メンバー
    株式会社麻生、共栄環境開発株式会社、応用地質株式会社、福岡県保健環境研究所
    研究期間
    2007年度~2008年度
    概要
    地域新生コンソーシアム研究開発事業で実証試験を行った焼却残渣及びRDF飛灰の脱塩状況を継続して調査する。所定の濃度まで脱塩されることを確認し、事業化のバックデータとして活用する。
  • 【継続】産廃溶融スラッグのJIS化に向けた研究会

    2008年04月01日
    研究代表者
    新日鉄エンジニアリング株式会社
    研究メンバー
    北九州エコエナジー株式会社、前田道路株式会社、北九州市
    研究期間
    2007年度~2008年度
    概要
    産廃溶融スラグについては一般廃棄物と比べて稼働施設が少なく、また使用実績が少なくJISの適用外である。産廃溶融スラグを使用したアスファルト混合物を北九州市内の市道にて施工、データを収集しJIS化に向けた活動を行う。
  • 【継続】放置竹林の自動車への有効利用研究会

    2008年04月01日
    研究代表者
    日産自動車株式会社
    研究メンバー
    株式会社タケヒロ、タケヒロ九州株式会社、立花町、株式会社ムーンスター
    研究期間
    2007年度~2008年度
    概要
    放置竹林問題を解決するために、竹から竹繊維を取り出し、自動車の内装部品に使用されている石油由来樹脂等に替わって、天然素材を自動車部品に適用することを目指す。
  • 【継続】リサイクル縁石研究会

    2008年04月01日
    研究代表者
    株式会社ヤマウ
    研究メンバー
    水谷建設工業株式会社、麻生商事株式会社、九州共立大学、福岡大学
    研究期間
    2007年度~2008年度
    概要
    溶融スラグ、コンクリート塊、フライアッシュ等を複合的かつ多量に使用するコンクリートの配合方法を検討し、コンクリート製品中の砂や砕石の代替品として利用する技術を確立する。
  • 【継続】繊維再生利用研究会

    2008年04月01日
    研究代表者
    福岡大学
    研究メンバー
    森博多織株式会社、福岡県工業技術センター化学繊維研究所、大石化成株式会社
    研究期間
    2007年度~2008年度
    概要
    福岡県の地場産業である博多織は絹を主として製造している。その工程として発生する織りくずや糸くずを活用して新素材や原料として利用できる新技術を開発する。
  • 【新規】浄水ケーキを使用した園芸用培土の開発研究会

    2008年06月02日
    研究代表者
    株式会社大石物産
    研究メンバー
    久留米市、福岡県立福岡農業高校
    研究期間
    2008年度
    概要
    浄水ケーキの能力・可能性を探究し、高付加価値である培土を開発したが、年間を通して安定した園芸用培土としての利用促進や製品化における課題を解決する。
  • 【新規】シリコン汚泥高度化リサイクル研究会

    2008年06月02日
    研究代表者
    シナジーテック株式会社
    研究メンバー
    東芝LSIパッケージソリューション株式会社、電気化学工業株式会社、九州工業大学
    研究期間
    2008年度~2009年度
    概要
    シリコン汚泥から高純度シリコンの回収方法等を確立すると共に、付加価値の高い利用方法の実用化を目指す。
  • 【新規】大木町きのこ菌床資源化研究会

    2008年06月02日
    研究代表者
    農事組合法人ネオプランツ
    研究メンバー
    九州大学、大木町産業振興課、有限会社ヤスカネジャパン
    研究期間
    2008年度~2009年度
    概要
    きのこ廃菌床は園芸肥料の補完として利用されているが、季節や年による出荷変動が極めて大きい状況にある。そこで、飼料価格が高騰する中、廃菌床の安定的有効活用を図るために、畜産用飼料としての技術開発を行う。
  • 【新規】グリセリンリサイクル研究会

    2008年06月02日
    研究代表者
    福岡大学資源循環・環境制御システム研究所
    研究メンバー
    (NPO)環境技術支援ネットワーク、ミヨシ油脂株式会社、有限会社ジェーハック、九州・山口油脂事業協同組合
    研究期間
    2008年度~2009年度
    概要
    再生アルカリ塩を利用したバイオディーゼル燃料(BDF)の製造と、その過程で副成されるグリセリン廃液の資源化に向けた技術開発を行う。
  • 【新規】バイオマス資源の利活用による地域循環システムの構築研究会

    2008年06月02日
    研究代表者
    北九州青果株式会社
    研究メンバー
    北九州市中央卸売市場、北九州市・北九州市立大学
    継続
    2008年度~2009年度
    概要
    北九州市中央卸売市場と下水処理場が隣接することに着目し、各施設で発生するバイオマス資源を有効に利活用することにより新たなエネルギーを創出する都市型のリサイクルモデルを提案し、低炭素社会の実現に寄与することを目的とする。

2008年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ

実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。

  • 【継続】堆肥による農地力向上等のシステム開発

    2008年04月01日
    研究代表者
    共栄環境開発株式会社
    研究メンバー
    大阪産業大学、産業医科大学、レモンディス・ジャパン株式会社、農業生産法人杏里ファーム
    研究期間
    2006年度~2008年度
    研究開発の概要
    食品残渣等を原料とした堆肥は多くの発酵施設で製造されているが、全ての堆肥が農地に還元されておらず、循環が滞りがちになっている。
    そこで、食品残渣を原料とした高品質の堆肥製造技術や堆肥施用土壌の土壌改良メカニズムを研究開発する。また、堆肥の需要を掘り起こすための、堆肥散布サービス等の堆肥供給システムや農地力向上実践農家の生産農作物の販売支援システムを開発する。
    関連ファイル
  • 【継続】めっきスラッジ再資源化システムの開発

    2008年04月01日
    研究代表者
    九州めっき工業組合
    研究メンバー
    三池精錬株式会社、九州工業大学、福岡県工業技術センター機械電子研究所
    研究期間
    2007年度~2009年度
    研究開発の概要
    亜鉛めっきスラッジの再資源化システムについて研究する。従来、総合廃水処理されていためっき廃液のうち亜鉛めっき廃水ついて分別処理を行い、高品位の亜鉛濃厚スラッジを生産し、これを亜鉛製錬原料にリサイクルする技術を開発する。また、本再資源化システムについて他の金属種(ニッケル、銅など)にも適用を検討する。
  • 【継続】食用油トリプル利用研究開発

    2008年04月01日
    研究代表者
    電源開発株式会社
    研究メンバー
    理研農産化工株式会社、財団法人福岡県下水道公社御笠川浄化センター、春日市日の出町自治会
    研究期間
    2007年度~2009年度
    研究開発の概要
    下水処理の伴う汚泥処理に、家庭から排出される廃食用油と食用油製造メーカーから排出される廃棄物を利用して、下水汚泥からバイオマス燃料を製造する。
    関連ファイル
  • 【新規】放置竹林の自動車部品への有効利用

    2008年04月01日
    研究代表者
    日産自動車株式会社
    研究メンバー
    株式会社タケヒロ、タケヒロ九州株式会社、立花町、立花バンブー株式会社、株式会社ムーンスター
    研究期間
    2008年度~2009年度
    研究開発の概要
    全国各地で放置竹林による畑等への浸食、自然災害の誘発、景観の崩壊といったことが問題となっています。福岡県においても放置竹林による被害が多いことから、この竹を再生可能な環境に優しい資源として、自動車部品を主体としてその他の用途にも拡大活用できることを目指します。
    関連ファイル
  • 【新規】観光振興を目指す食と農の循環研究

    2008年04月01日
    研究代表者
    玄海クリーン有限会社
    研究メンバー
    宗像観光協会、東海大学福岡短期大学観光文化研究所、まねき猫、株式会社まちづくり宗像、福岡県農業総合試験場、宗像市
    研究期間
    2008年度~2010年度
    研究開発の概要
    宗像市玄海地区は観光資源に恵まれ、多くの宿泊施設や飲食店が立地している。これらの施設から排出される食品残渣を堆肥化し、できた堆肥を使った有機野菜をブランド化し、地元で提供できる循環型システムを実践する。 また、これらのリサイクルを中心とした、農業と観光業の振興を図り、エコツーリズムの推進等、新たな地域社会システムの構築を目指す。
    関連ファイル
  • 【新規】福岡発紙おむつリサイクルシステムの確立

    2008年04月01日
    研究代表者
    トータルケア・システム株式会社
    研究メンバー
    大木町役場、福岡県保健環境研究所
    研究期間
    2008年度~2010年度
    研究開発の概要
    高齢化社会の進行に伴い紙おむつの需要は増加しているものの、使用済み紙おむつの大部分は焼却処分されている。そこでプラントの改善により技術的課題の解決を図るとともに家庭系紙おむつの回収システムを構築し、紙おむつから紙おむつへのリサイクルシステムの確立を目指す。確立されたシステムの全国展開を図ることにより、紙おむつのリサイクル推進に寄与することを目的とする。
    関連ファイル