採択結果

2016年度 研究会 採択テーマ

リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。

  • 【継続】『マテリアルファンド』を活用したリサイクルシステム構築に関する研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    合同会社ひびくー
    研究メンバー
    独立行政法人 国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校、西南学院 西南学院大学
    研究期間
    2015年度~2016年度
    概要
    極小規模の資源循環システム(各種の活動等で使用・回収された再生資源を高付加価値なリサイクル製品として排出者に還元する仕組み)を複数束ねた『マテリアルファンド』を構築することで、再生資源の需給調整・処理コスト低減を狙うと共に、ファンドへの参加そのものがリサイクルへのインセンティブになるようなビジネスモデルの確立を目指す。
  • 【継続】産廃である金属加工ヘドロから付加価値のある資源を生み出す研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    国立大学法人九州工業大学
    研究メンバー
    株式会社明菱
    研究期間
    2015年度~2016年度
    概要
    鉄系金属の切削加工時に産廃として排出されるヘドロから抽出できる数十μから数nmの非常に細かい金属微粒子に着目し、効率的な金属微粒子の回収方法及び金属微粒子を使った付加価値の高い応用展開(特に機能性高分子複合材料)を図る。
  • 【新規】絶縁油再生処理技術研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    株式会社キューヘン
    研究メンバー
    国立大学法人九州工業大学
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    使用済絶縁油を再生処理により再度絶縁油として利用するための低負荷・低コストな技術を確立する。
  • 【新規】浄水汚泥を利用した農業用高機能資材の開発に関する研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    国立大学法人九州大学
    研究メンバー
    株式会社大石物産
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    浄水汚泥をベースとして、有用微生物を定着させた農業用高機能資材を開発する。
  • 【新規】きのこ廃菌床の乾燥システム開発研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    株式会社エム・アイ・エス
    研究メンバー
    福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    きのこ廃菌床の高度利用技術、特に、廃菌床と竹を燃料とした廃菌床乾燥技術を確立する。
  • 【新規】生ごみ資源化100研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    NPO法人循環生活研究所
    研究メンバー
    国立大学法人九州大学
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    生ごみの100%資源化を目指して、半径2kmにおける資源循環のモデル事業を行い、県内への展開を目指す。
  • 【新規】 竹のカスケード利用研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    国立大学法人九州工業大学
    研究メンバー
    福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、国立大学法人佐賀大学
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    竹チップからキシロオリゴ糖、電気二重層キャパシタ電極用炭素素材という高付加価値な製品を段階的に生産するカスケード利用のシステムを構築する。
  • 【新規】廃棄物を活用した高性能製鋼副資材の開発研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    リックス株式会社
    研究メンバー
    福岡県工業技術センター化学繊維研究所
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    製鉄所の製鋼工程において使用される製鋼副資材について、廃棄物由来の原料を活用した高性能製鋼副資材を開発する。
  • 【新規】微粉炭汚泥をフッ素溶出防止材として利用した廃石膏由来地盤改良用固化材の開発研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    有限会社大牟田エコクリーン
    研究メンバー
    メタウォーター株式会社、公益財団法人大牟田市地域活性化センター
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    地域内浄水場で発生する微粉炭汚泥を、火山灰成分に替わるフッ素溶出防止材として活用し、輸送コスト削減等による競争力のある地盤改良用固化材の開発を行う。
  • 【新規】学校給食との連携による廃食用油由来泡消火剤の事業化と環境教育プログラム構築に関する研究会

    2016年08月26日
    研究代表者
    公立大学法人北九州市立大学
    研究メンバー
    シャボン玉石けん株式会社、九州・山口油脂事業共同組合、小倉合成工業株式会社
    研究期間
    2016年度~2017年度
    概要
    産学官連携による“環境教育”プログラムを導入して学校給食との連携体制を構築し、石けん系泡消火剤の原料となるナタネ廃食用油の安定的確保を目指すとともに、事業規模での品質の安定化を図る。

2016年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ

実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。

  • 【継続】炭素繊維リサイクルの事業化

    2016年04月01日
    研究代表者
    株式会社新菱
    研究メンバー
    学校法人同志社 同志社大学、株式会社フコク
    研究期間
    2014年度~2016年度
    研究開発の概要
    炭素繊維は航空機、エネルギー、輸送機器関連などの産業用途、スポーツ用途等での需要が拡大している。現在、炭素繊維製造、加工時の工程端材が大量に発生しており、将来的には寿命切れの廃材も大量に排出されることが予想されているが、その廃材のリサイクル技術と体制はまだ構築されていない。よって廃材からの炭素繊維の分離方法の最適化検討、事業化のためのプロセスデータ取得及び再生炭素繊維の用途開発を進めることによる炭素繊維リサイクルの事業化を目的とする。これにより、炭素繊維の再生利用を促進し、廃棄物量の削減も期待される。
  • 【継続】新ごみ処理施設の排熱を利用した有明海はたき海苔資源化

    2016年04月01日
    研究代表者
    福岡有明海漁業協同組合連合会
    研究メンバー
    福岡大学、柳川市、みやま市、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所、有明生活環境施設組合
    研究期間
    2015年度~2017年度
    研究開発の概要
    有明海の海苔養殖業は地域の重要な産業となっているが、漁期終了時に低品質で商品価値のない「はたき海苔」が毎年大量に発生することから、H24~25の研究会において肥料としての有効利用方法の検討を行った結果、乾燥・水分調整に多額のコストがかかることが課題として明らかになった。
    このプロジェクトでは、現在、柳川市・みやま市において整備計画されている新ごみ処理施設の未利用エネルギーである排熱をはたき海苔の乾燥処理に利用するための検討・設計を行い、さらに、乾燥処理物の用途開発を行うことを目的とする。
  • 【新規】使用済みサーメットチップリサイクル

    2016年04月01日
    研究代表者
    株式会社丸和技研
    研究メンバー
    株式会社レアメタルソリューション、国立大学法人九州工業大学、福岡県工業技術センター機械電子研究所
    研究期間
    2016年度~2017年度
    研究開発の概要
    切削工具のうちWC(炭化タングステン)を主成分とする超硬チップは、タングステンが賦存量が少なく希少価値が高いことから、回収やリサイクル技術の開発が進んでいるが、TiC(炭化チタン)を主成分とするサーメットチップはWCに比べて価値が低いため、産業廃棄物として処理されているのが現状である。
    このプロジェクトでは、耐摩耗性に優れた硬質粒子分散材料の開発による使用済みサーメットチップリサイクルの事業化を目的とする。
    これにより、切削工具のリサイクルを促進し、廃棄物の削減、資源の有効活用が期待される。