採択結果

2014年度 研究会 採択テーマ

リ総研では、循環型社会を構築するため、産・学・官・民(NPO)が連携して行うリサイクル技術及び社会システムの研究開発やその展開を 支援しています。新規性があり実用化が見込まれる研究テーマを公募により採択し、「研究会」を設立して支援を行います。

  • 【継続】泌乳牛用きのこ廃菌床開発研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    株式会社大木きのこ種菌研究所
    研究メンバー
    福岡県森林林業技術センター、福岡県農業総合試験場
    研究期間
    2013年度~2014年度
    概要
    泌乳牛の消化が良くなるビートパルプ(さとうだいこんの絞りかす)を菌床に配合することで、廃菌床を泌乳牛用飼料へ活用することを目指す。
  • 【継続】し尿・生ごみの循環事業研究会

    2014年04月01日
    研究代表者
    国立大学法人長崎大学
    研究メンバー
    株式会社九電工、九州電技開発株式会社、みやま市
    研究期間
    2013年度~2014年度
    概要
    し尿・生ごみの広域的な連携処理について、焼却施設及びし尿処理施設の代替施設という視点を取り入れ、利益や雇用を生み出す循環事業のあり方を検討し、提案する。
  • 【継続】石粉を活用したジオポリマーに関する研究会

    2014年04月01日
    研究代表者
    西松建設株式会社九州支社
    研究メンバー
    国立大学法人九州工業大学
    研究期間
    2013年度~2014年度
    概要
    ジオポリマーは、水ガラスを活性フィラーで硬化させた、セメント代替として期待されている建築・土木資材である。採石場で発生し産業廃棄物である石粉を活性フィラー候補として取り上げ、その効果の確認と製品化のための基礎データを収集する。
  • 【新規】廃棄きのこを活用した天然ヒト型セラミド生産技術研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    株式会社ジェヌインR&D
    研究メンバー
    福岡県醤油醸造協同組合、福岡県農林業総合試験場資源活用研究センター、福岡大城農業協同組合、国立大学法人京都大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    廃棄きのこを活用して生産した天然ヒト型セラミドの化粧品素材等としての開発を目指す。
  • 【新規】ピッチ系炭素繊維再生技術及び射出成型技術の開発研究会

    2014年06月02日
    研究メンバー
    学校法人同志社
    研究代表者
    株式会社新菱
    研究期間
    2014年度 ※年度途中でプロジェクトに移行
    概要
    ピッチ系CFRP、プリプレグ廃棄物の再生技術の確立及び射出成型技術の確立を目指す。
  • 【新規】紙おむつ由来廃プラスチックのマテリアルリサイクル研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    トータルケア・システム株式会社
    研究メンバー
    日本紙通商株式会社、公立大学法人福岡女子大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    使用済み紙おむつの水溶化処理によって回収した廃プラスチックのマテリアルリサイクルを目指す。
  • 【新規】食品ロス削減研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    フードバンク北九州ライフアゲイン
    研究メンバー
    公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    食品ロスを削減する社会システムを構築するために、フードバンク活動を通じて食品ロスの削減を推進し、フードバンク活動の県内全域への普及の可能性を検証するとともに、環境への影響評価を行う。
  • 【新規】使用済みサーメットチップリサイクル研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    株式会社丸和技研
    研究メンバー
    株式会社レアメタルソリューション、国立大学法人九州工業大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    概要
    産業廃棄物として処分されている使用済みサーメットチップを高価な超硬破砕粒の代替物として有効活用するためのリサイクル方法の確立を目指す。
  • 【新規】セラミックフィルターを用いた廃棄食用油の削減に関する研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    双葉石油株式会社
    研究メンバー
    株式会社FILTOM、公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2014年度
    概要
    長寿命で安価なセラミックフィルターを開発して、酸化劣化した食用油を精製し、小規模飲食業者における廃棄食用油の削減を目指す。
  • 【新規】ペットボトルキャップの回収量拡大及び新用途開発に関する研究会

    2014年06月02日
    研究代表者
    株式会社ニシキ
    研究メンバー
    国立大学法人九州工業大学、株式会社ハタテック、久留米運送株式会社、八女市、筑後市、飯塚市
    研究期間
    2014年度
    概要
    ぺットボトルキャップ事業の普及拡大のため、
    ①回収量拡大の仕組みの構築 ②経済的な収集運搬方法の検討 ③回収したキャップ素材の新用途の開発を行う。

2014年度 共同研究プロジェクト 採択テーマ

実用化が見込める段階まで研究が進んだ「研究会」については、選定・評価の上、「共同研究プロジェクト」を編成し支援を行います。

  • 【継続】PSI 製紙スラッジリサイクル

    2014年04月01日
    研究代表者
    コトブキ製紙株式会社
    研究メンバー
    株式会社大石物産、国立大学法人九州大学
    研究期間
    2012年度~2014年度
    研究開発の概要
    製紙工場での排水処理には従来アルミ系凝集剤が使用されており、有効なリサイクル方法が確立されていないため、ほとんどが焼却処理されている。本研究会では、アルミを含まないポリシリカ鉄系凝集剤(PSI)を使った製紙スラッジを焼却せずに培土として活用することを目的とする。なお、アルミは植物の生育阻害要因(一部の植物を除く)とされており、従来の製紙スラッジは培土にはできなかった。
  • 【新規】BDFグリセリン廃液から製造した脱窒剤の実用化

    2014年04月01日
    研究代表者
    福岡大学
    研究メンバー
    株式会社フチガミ、クボタ環境サービス株式会社
    研究期間
    2014年度~2015年度
    研究開発の概要
    バイオディーゼル燃料(BDF)の製造過程で副生するグリセリン廃液は、燃料助剤や堆肥化時の発酵助剤として利用されている程度で、あまり有効活用されていない。
    このプロジェクトでは、グリセリン廃液を簡易処理して油層とグリセリン水層に分離し、油層は熱源利用、グリセリン水層は排水処理施設の脱窒剤として利用する技術を確立することを目的とする。
    これにより、グリセリン廃液の全量を資源循環できる社会システムを構築する。
  • 【新規】有機性廃液を活用したバイオマスエネルギー売電事業化

    2014年04月01日
    研究代表者
    株式会社サニックス
    研究メンバー
    公立大学法人北九州市立大学
    研究期間
    2014年度~2015年度
    研究開発の概要
    これまで、有機性廃液については自然界への負荷低減を目的として活性汚泥処理が行われてきた。
    このプロジェクトでは、産業廃棄物として多数の排出事業者から受け入れた有機性廃液のうち、メタン発酵に適したものを選別してメタン発酵処理によりバイオガスを取り出し発電し、バイオマスエネルギーとして活用することを目的とする。
    また、これにより既存の活性汚泥処理にかかる負荷が減り、処理工程から発生する余剰汚泥量の削減も期待される。
  • 【新規】炭素繊維リサイクルの事業化

    2014年04月01日
    研究代表者
    株式会社新菱
    研究メンバー
    学校法人同志社 同志社大学、株式会社フコク
    研究期間
    2014年度~2016年度
    研究開発の概要
    炭素繊維は航空機、エネルギー、輸送機器関連などの産業用途、スポーツ用途等での需要が拡大している。現在、炭素繊維製造、加工時の工程端材が大量に発生しており、将来的には寿命切れの廃材も大量に排出されることが予想されているが、その廃材のリサイクル技術と体制はまだ構築されていない。よって、廃材からの炭素繊維の分離方法の最適化検討、事業化のためのプロセスデータ取得及び再生炭素繊維の用途開発を進めることによる炭素繊維リサイクルの事業化を目的とする。これにより、炭素繊維の再生利用を促進し、廃棄物量の削減も期待される。